gosso_siege’s blog

R6Sのことのみ書きます。駄文はご了承を。

APAC Final Day2と世界大会について

 仕事のバタつきが少しましになりようやく記事が書けるようになりました。本来でしたらDay2についてきちんと振り返りを行いたいところですが、今から7マップ分を見直し、研究するのは労力がかかりすぎるので簡単な振り返りと、世界大会に出場するチームをこちらも簡単に書いて行きたいと思います。

 

 

まず、Day2の振り返りですが、おおむね前回の記事の予想通りの展開となったのではないでしょうか。野良連合はXavierに対してハードピークを行い、早い段階での数的有利もしくは少人数での数的同数を狙っていたように思います。というのも、作戦の練度が高いチーム、特にセットプレーやポイントへのラッシュを得意とするチームは人数が減るほどにその精度は落ちやすく、リテイクに対するロックの不足やクリアリング不足、時間配分ミスなどが起きやすく、それがXavierにはところどころに見受けられました。もちろんそれが野良連合のチームとしての作戦であり、元々のスタイルであるのですが、以前のAPACでもXavierは野良連合と戦い同様のスタイルで負けていたので、もう少しチームとしてのエントリーやロックの仕方に変更を加えてもよかったのではないのかと思いました。

 次にFNATICとAEROWOLFですが、こちらは思ったより拮抗していたように思います。各PICK MAPは取れていたわけで打ち合いでの差もそこまでではなかったように見えました。しかし、やはりFNATICは2マップを落とすほど簡単なチームではありませんでしたね。PICK MAPに関してはマップ理解度の差やチームとしての作戦遂行力に差が見えていましたが、3rd MAPに関してはそういった差がない為、自力に勝り、経験も豊富なFNATICに軍配が上がったという形ではないでしょうか。決勝に関してはお互いそれほど作戦の手札を見せないように戦っていたように見受けられたので、あまり振り返る必要もないかなと思います。

 FNATICも野良連合も今大会に関してはそこまで完成度が高いようには見えませんでした。それは世界大会に照準を合わせていて、チームとしてのピークをそこに持っていくためなのか、ただ単にかみ合っていないのかは定かではありませんが、どちらにしても世界大会では別のチームに見えるほどの完成度になることは間違いないと思いますし、そうでないと世界大会で勝つのは難しいと思います。ただ、その完成度が高まっていないにしても安定して2強に残り続けるFNATICと野良連合はほかのAPACのチームとは見えない部分で大きな差がついているように思います。例えば、1マップ先取されたあとやラウンド差をつけられたときの落ち着き、試合中での修正、相手への対応など目には見えにくいところでほかのチームより数段上をいっているような印象を持ちました。世界大会でもこの2チームを楽しみに応援していきたいと思います。

 

さて、次はその世界大会に出場する別地域のチームですが、EUからEmpire、Lestream。NAからEG、Dark Zero。LATAMは未確定でFaZe、IMMOTALS、NiPの中から2チームが最終日の結果により決まります。

 EUはCLからの昇格から一気にPL1位まで上り詰めたエイムお化け集団のEmpire、豊富な作戦と練度の高さを誇るLestreamですが、なんといってもG2の不調が今シーズンのEUに与えた影響は強いと思います。世界大会では圧倒的な力を見せつけたG2ですが、今シーズンは開幕当初から不調が続き、それはシーズン終盤に差し掛かっても改善されずついには世界大会進出を逃すまでに至ってしまいました。理由は様々あるとは思いますが、まずEUのチームがG2というチームに慣れてしまっているということがあると思います。G2はKantoの加入以来メンバーの変更は行っていません。それによって高い相互理解に基づくカバーの速さを武器にしていましたが、EUのチームに関してはそのスタイルや選手個人の傾向に対しての対抗策を確立できてしまっているのではないのでしょうか。世界大会ではあまり対戦経験のないEmpireとしか戦っていないので、そういった面が露見することがないままに終わりましたが、私が思うにはPENTAやLestreamといったチームと対戦していれもっと苦戦していたように思います。来シーズン以降G2がどうやってチームに変化を加えるかはわかりませんが、現在行っているロール(役割)の変更だけでは足りないと思うので、メンバーの変更やスタイルの変更が必要となってくると思います。

 次にNAですが、何といってもレジェンドの帰還が私にとって最大のトピックスです。そのレジェンドとはDark ZeroのBCです。元EGのロースターでもあった彼は選手引退を発表した後にDark Zeroのコーチに就任、そしてその後選手として復帰を発表しました。かつてPENTA(現G2)とEGが優勝候補筆頭として名が挙がっていた頃のBCは間違いなく世界No1のサポート職であったことは間違いないと思います。彼を失って以降のEGが世界大会で勝てなくなったのがその存在の大きさを物語っていると私は思っています。今シーズンのDark ZeroにおいてもRougueやSSG、Reciprocityといった強豪を打ち破っての出場になります。BCに関しては完全に1選手としてファンなので応援しています。EGはなにかと嫌われ者なので省略します。次にLATAMですが、まだ決定していないということでまた決まり次第書こうと思います。個人的にBDの頃からNiPを応援しているので、現状3位ですがどうにか世界大会でまた彼らが輝くところを見てみたいです。長い低迷から復活し世界の頂点を取る。そんなドラマがあってもいいのではないでしょうかという個人的な願いです。

 

 次の世界大会はG2、Liquidなど直近で優勝したチームがいないため、どこのチームが優勝するのかすごく楽しみです。次の世界大会で優勝経験チームを探すと2017年のSix invitationalで優勝したContinuum(現EG)まで遡らなければいけません。形式上ではEGへの移籍となっているため、現チームとして優勝しているところは不在ですが、久しぶりにCanadianに栄光が訪れるのかも注目ですね。ちなみに私が世界大会を本格的見始めたのもこの2017Six Invitationalです(eiNsが世界大会に出場した大会)。

 優勝候補は間違いなくEmpireで、次点でEGとFaZeといった感じではないでしょうか。しかし、現状APACも含めた地域でのレベル差やチームとしてのレベル差は昔ほど大きくはないので、あとは対戦相手との相性であったり、チームとしての勢いとちょっとした運の差で優勝チームが決まってしまう、そんな大会になるかもしれませんね。

 

 最後に余談として過去の世界大会の優勝チームを書いておきます。ちなみにPenguは7回の優勝経験者で、まさにMr.siegeといったところですね

PL Season1
PENTA(この時は現G2の中ではPenguのみ所属)
PL Season2
Yunktis(後にミレニアム(綴り不明)となり、現XTREAM(CLまで降格))
PL Season3
Continuum(後のEG)
Six Invitational2017
Continuum
PL Season4
PENTA
PL Season5
PENTA
PL Season6
ENCE(現mouz)
Six invitational2018
PENTA(この後にG2への移籍を発表)
PL Season7
Liquid
Six Major Paris
G2
PL Season8
G2
Six Invitational2019
G2

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

駄文失礼いたしました。