gosso_siege’s blog

R6Sのことのみ書きます。駄文はご了承を。

Six Invitational予選終了

  本日予選が終了し、見事野良連合が2位で通過しましたね!!日本勢初のInvでの本選出場ということでシージにおける一つの壁を破ってくれた気がします。さらにいうと日本のFPSというカテゴリーにおいても歴史的な快挙ではないでしょうか。

 本記事では過去の世界大会を思い出し当時のことを書くと同時に今大会の予選を振り返りたいと思います。

 

  • 日本勢Inv初出場

 日本勢としてInvに初出場したチームはeiNs(現FAV Gaming)。メンバーは現在のFAVとは大きく異なります(ShiN,Aroer1na(現SG),SuzuC(現SG),papillia(当時レンタル、現野良連合),prototype_1z(現野良連合JCG))。APAC予選決勝でMind Freak(現FNATIC)を倒してAPAC王者としてInv出場を果たしました。当時は今のレギュレーションと異なっていて、5ラウンド先取のBO3、ダブルイルミネーション方式でした。

 ENCE、FaZe、eRA Eternityを同グループになり、初戦でFaZeと対戦し、2マップ合計1-10で世界トップとの差をまざまざと見せつけられましたが、ルーザーズで対戦したeRAには勝利した際は初勝利に沸いたのを覚えています。その後本選出場をかけENCEと対戦し、国境では勝利を収めたものの次の山荘(当時は大会マップ) でストレート負け、領事館でも5-3と終始圧倒されて敗退しました。

 当時Mindfreakが本選出場を果たしたもののAPACは弱いということが通説であり、その後の大会においてもAPACは予選敗退や初戦敗退が濃厚という目で見られることがほとんどでした。

 

  • 野良連合が世界の目を変えた

 野良連合の初の世界大会はシーズン7のシックスメジャーパリでした。この大会の初戦でNA1位通過のRougueと対戦します。この時3マップ合計1-2で負けはしましたが、ウォッカ選手のオールキルをはじめAPACのチームとしては珍しくハードピークを多用し、Rougueを苦しめました。試合後Rougueの選手も当初野良連合を侮っていたとコメントしていることでもわかるようにAPACは軽視される傾向にありましたが、それをこの大会で少し見返すことができたと思います。

 少しと書いたのはその次の世界大会の2018Six InvitationalでObeyの選手が同じように野良連のことを実力を低く見ていたとコメントしたからです。この大会で初戦でObeyに勝利したものの次戦のVItallityに惜敗し、本選出場をかけObeyと再戦をすることになります。一度負けたことで野良連合を分析し、メリウス選手のAshをターゲットBANをするなど野良連の長所を消す作戦に出たObeyに対して野良連合は基軸を失ったことで歪みが生じてそれが修正しきれないまま敗戦した印象があります。まだここでは本選出場をするほどのチームではないというのが正直な世界の評価だったように思います。しかし、次のシーズン8ファイナル(ブラジル)で野良連合は評価を大きく変えることとなります。何故この大会で評価を上げるようになったかというと、Rougueとの再戦があったからです。当時G2、EGに次ぐ優勝候補の一角として考えられていたチームに対して持ち前のハードピークで積極的に撃ち合いをし、連携面、作戦面でも世界を驚かせました。加えて、撃ち合いに対して消極的なチームよりハードピークするチームが好まれる傾向にあるので、これも世界的に評価されることにつながったと思います。さらにいつ発言したものか不確かですが、G2のPenguが「secret、Evil Geniuses、野良連合が今のベストチームだと思う」というコメントを残しています。世界No.1チームのスター選手に世界のトップチームとして認められたことは私自身も鳥肌が立つほどのうれしさでしたし、世界トップの選手目線からしても野良連合が脅威的なチームになったことがわかりました。

(Rougueに勝ったあとFazeに敗れ、ベスト4で敗退)

 

  • 満を持しての今大会のSix Invitational

 前述のとおり前大会で大きく評価を上げた野良連合は予選突破の事前予想で突破確率48%とEGに次ぐ2位に予想されていました。優勝候補のEG、元Mock-itであるEUの強豪PENTA、元ENCEのメンバーが多くを占めるLeStreamという死の組だといっても過言ではないグループでの2位ですからいかに評価されているかということがわかります。参考までにいうと現行のEUプロリーグにおいてPENTAは3位、LeStreamは2位と激戦のEUにおいて上位に位置してるチームになります。

 戦前の私の予想としては野良連合はかなり厳しいかなという印象でした。何故ならPENTAというチームはセットプレーが洗練されていて、ロックやプラント位置、タイミングに至るまでEUにおいて優位に立っていたからです。LeStreamはメンバーは元ENCEのチームということもあり、完成度の高いチームで日本解説の岡山さんが仰っていたように野良連合の苦手なチームかなという印象だったからです。EGは言わずもがなです。

 初戦のPENTAに勝利し、勝ち上がってきたEGに敗北したもののPENTAと再戦に勝利したことで野良連合は見事本選出場を決めました。EGはさすがの強さだったのですが、全く歯が立たないということではなく、少しのタイミング、少しのコミュニケーションエラーが起きたことでもったいないラウンドが多かったなという印象です。そこを見逃さないのが優勝候補たる所以だなと思いました。PENTAとの再戦においてはオレゴンと国境が初戦と同じでしたが、全く同じ攻め方、守り方をすることを少なくすることで相手の裏をついたり、主導隊を悟らせないことで優位に立ち、オレゴンは惜しくも落としてしまったものの海岸線と国境を取ることができたと思います。

 試合の詳しいことは後に書くことがあればそこで触れたいと思います。

(ちゃんと書こうとすると1マップにつき2000字くらい使いそうなので)

 

 

  • 最後に

 今回野良連合が本選に出場したことは大きな快挙であり、日本のFPS界においても大きな一歩です。その裏にはロースターの積極的な変更であったり、10人程のアナリストの採用、ゲーミングハウスの導入など人的補強と環境整備などやれることをすべて実行し、それに過去の経験が合わさり、かみ合ったことで今回の本選出場が叶ったと思います。本選1回戦では同じAPACのFNATICとの対戦となり、私的にはもったいないなと思う反面熱い戦いを期待しています。過去の対戦では野良連合が優位に立ってるものの今大会FaZeやReciprocityといった強豪を倒して1位通過した実力は確かなものです。

 今大会は過去の大会に比べてチームの実力差がかなり狭まってるのでかなり熱戦、GGが多く、私が見た大会の中では間違いなく1番面白い大会だと思います。野良連合がどこまで勝ち上がるのかも楽しみですが、ほかのチームにおいても楽しみながら観戦していきたいと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

駄文失礼いたしました。