gosso_siege’s blog

R6Sのことのみ書きます。駄文はご了承を。

数値を知る

 シージにおいて強さ・上手さを測るのは難しいです。キルデス比を見るのか、ランクを見るのか、私が思うにこれはどちらも参考までにしかならない。それは所謂下げランや強い味方にキャリーしてもらっているという人を除いても同様であります。もちろんランクはある程度の実力を見るのには適しているとは思いますが、見える数字をもって自身や他人を測るのはシージのゲーム性においてとても的外れだと思っています。しかし、実際はランクをもって自身の価値を見出している人、チームの勝利よりキルデス比を気にしている人などが多く存在するのが現状としてあります。

 本記事ではファミ通でアナリストの方が出している数値を見て、キルデス以外のどんなところに注目すればいいのか、どういった数値をもって選手の貢献度を測っているのかをお伝えしていこうと思います。

 

  • 攻撃

  まず、それぞれの数字についてご説明します。

R→ラウンド数 K→キル数 D→デス数 KD→キルデス比

KPR→1ラウンドでのキル数平均 SRV→ラウンド生還率

Opk→ラウンドの最初にキルを取った数

Opd→ラウンドの最初にキルを取られた数

1+~ACE 1ラウンドのキル数

(例:1ラウンド中に3キルしたら3+に1がつく)

Cover→自分がキルされて3秒以内に味方がその敵をキルする

Trade→味方がキルされて3秒以内ににその敵をキルする

Trade/D→CoverとTradeの割合

Plant→プラント設置数

Defuse→プラント解除数

KOST→1+など、Plant/Defuse、SRV、Tradeからなる総合指標

Kill type→何でキルしたたか

他省略

以下、参考資料。

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 ここで注目すべき点を見ていきます。

 まず、最も重要とも言えるのがOpk、Opd。シージは1:1交換が重要視されいる。何故ならファーストデスから1:1交換を続けていけばOpkを取ったチームが勝利するからであり、実際先日のSix InvitationalではOpkを取ったチームのそのラウンドでの勝率は高かったように思います(試合中に勝率が出てきたので記憶が曖昧です)。そして、その1:1交換に対する優秀さを表しているのがCoverとTradeです。カバーを前提としたデスもあるので、この数値はかなり見ておくべきですし、試合においてカバーした選手がどのようにカバーしたのかを見ておくとまたそのチームの意図や戦術が見えてくることもあります。

 次にPlantです。主に割り役の選手がディフューザーを持つ傾向にあり、プラントへの逆算や判断が的確な選手が持っているイメージですね。野良連合のRaycyil選手やCAGのtetra選手は両選手ともチーム最低のKDですが、プラントの成功数は多くチームに欠かせない選手であることがわかります。たまに見かけるKDの低さを指摘している方はシージを理解していないと公言しているようなものだと思う。実際にRaycyil選手はSix Invitationalで全選手中トップのプラント成功数を誇り、シージの公式アカウントに言及されていました。

 これらを一般プレイヤーに置き換えると、KDが低いからといって弱い選手とも限らないですし、逆にKDが高くてもOpdが多い人が一概に強いかというとそこには疑問符をつけるべきだと私は思います。つまり、役職によって重要視するべき数値は異なっているので、自身の得意なこと、プレースタイルに応じてチームへの貢献を考えるべきです。一番よくないのはKDが悪いからと言って無理な勝負を続けたり、チームの動きとは全く関係のないキルに寄った動きをすることだと思います。

 

  • 防衛

 ここで新たな数値があります。

1vX→1人で1人以上の敵に対して勝った数(少し不確かです)

つまりはクラッチ力だと考えていただければ。

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 Opk、Opdが重要なのは前述でご理解頂けたと思いますので、ここではTrade/Cover(以下T/C)とSRV(ラウンド生存率)について触れようと思います。T/Cは選手個人というよりかはチーム戦術の完成度が表れている数値だと考えています。選手の距離感であったり、味方の動きに対する適応力があるチームほどT/Cのチーム平均が高いように思います。次にSRVですが、これはOpk、Opdにも関わってくることなのですが、SRVが高ければ高いほど逆ラッシュがしやすく、プラントに重きを置いているチーム、セットプレーを得意とするチームに対しては一度プラントモーションに入らせて逆ラッシュをするというのがよく見受けられました。特に野良連合やSGが多かった印象です。

 これを一般に当てはめると無理な遊撃、孤立した遊撃を続けるのではなく、なるべく数的不利を負わないようにしてプレイヤー同士の距離感やカバー位置を意識しながら相手の侵攻やプラントに対応した方が勝率は高くなるように思います。

 

 

  • 最後に 

 アナリストという存在はスポーツをしていたので知っていましたが、シージにおけるアナリストはさらに重要な存在だと思っています。選手への評価やチームの改善点なども見えてくるのではないのでしょうか。一般プレイヤーが自身の数値を出すのはとても難しいですが、プロの選手はこういった数値で測られているということを意識してプレーすればおのずと自身のプレースタイル、長所・短所が見えてきて改善点も発見できるのではないかと思います。実際に私はカバーできた数とOpdに関しては注意してプレーており、特にカバーに関しては出来なかった際に反省してどの距離感でいればよかったのかなどを考えるようにしています。

 私は数値を知ることでシージに必要とされていることを知ることができ、自身の成長だけでななく、プロシーンを見る際にも違った視点で見るようになれたことでさらにシージの深さを知れたと実感しています。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

駄文失礼いたしました。